RAW現像についてリサーチしていると、RAW現像は面倒くさい、という話がありました。
少数の方のご意見かと思いますが、ちょっと気になったので…
この記事をご覧になっている方の中には、RAW現像が面倒くさいと感じられている方がいらっしゃるかもしれませんね。
本記事のテーマ
【初心者向け】RAW現像は面倒くさくてする価値がないのか
RAW現像は面倒なものなのか?
- 人はなぜ面倒くさいと感じるのでしょうか
- RAW現像の価値が少しわかる
- 実はそれほど面倒くさくないかもしれません
1.人はなぜ面倒くさいと感じるのでしょうか
楽しい事や、好きな事は面倒くさいと感じられませんよね。
例えば、スマートフォンのゲームをするのが面倒くさい。
あるいは、ドライブするのが面倒くさい。
そのような事は感じられないと思います。
面倒くさいというのは、結局、それをする事に価値を感じられないという事だと思います。
本当に価値のあることであれば、面倒臭いと思わないからです。
話をRAW現像に戻すと…
面倒くさいという事は、RAW現像をする労力に対してのリターンが少ないと感じるのではないでしょうか。
極論すれば、仕事でされているのならともかく、趣味でされている場合、面倒ならしなければ良い訳です。
なので、あまり面倒くさいといちいち言われる事もないと思います。
それでも、RAW現像のメリットを感じている僕からすると、面倒くさいからやめるという方には、少しだけ説明させて頂きたいと思うのです。
2.RAW現像の価値が少しわかる(かもしれない)
このお話は別の所でもするかと思います。
でも、大切な事なので、なぜ(そんな面倒な事)RAW現像をするのかという事が、少しずつ分かるかと思います。
ちょっと消極的なのは、人それぞれに価値を感じることが違うので、その点はどうしようもないからです。
さて、RAW現像の価値です。
例えば、「あぁ、夕焼けがきれい!」と思って撮影したとします。
多くの方が、このきれいな夕焼けを残したい。
シェアして、良いねと言って欲しいとか、何かに使いたいと思われるでしょう。
その位のきれいな夕焼けがあったとします。
それを撮影しました。
慣れていないと、難しい事もあるでしょう。
露出(シャッター速度、絞り)は、ホワイトバランスはどうするか、ピントはどこに合わせるか…
注意深く撮影して、確認してみると…
あれ? なんか色が違う。こんなに色が薄くなかったよ~。
とがっかりすることがあるかもしれません。
Photoshopや画像編集ソフトがあるよ、と思うかもしれませんが、一度撮影した画像の色合い等は、思うように変えられません。
普段、私たちが目にする多くの画像はJPEGという形式である事は、ご存知と思います。
その画像形式は、編集すると破綻しやすいものです。
空のグラデーションも簡単にダンダラのトーンジャンプした画像になります。
また、白飛びしている所は、どんなに調整してもグレーになるだけです。
では、RAWならどうかというと、夕焼けの色も記憶していた色に近い状態にすることも可能です。
明るさもイメージのようにできます。
少しくらいの白飛びも修復できます。
詳しくはまた別の記事に書きますが、編集の幅が広く、自由度が高いです。
3. 実はそれほど面倒くさくないかもしれません
2の所で説明させて頂きましたが、編集の自由度が高いので、後で高画質の画像を取り出すことが可能です。
そして、RAW現像の場合、フィルムの現像と違い、何回でもやり直しができます。
現像ソフトも進化しますし、ご自身の技術も上がります。
今、とりあえずそこまで必要性を感じない、要は面倒であればしないでおく。
という選択肢もあります。
どうですか、面倒くさくないですよね。
カメラの記録画質の設定を RAW + JPGにして、今はJPEGで楽しみましょう。
そして、近い将来、RAWを現像したらよいのではないでしょうか。
意外と、過去に撮影した画像が残っていると、使えることがあります。
RAWで残しておけば、それはとても貴重な資産になります。
今の為でなく、将来の為にRAWファイルを残しておく。
是非ともお勧めしたいことです。
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