RAW現像って何? ミラーレス、一眼レフでよく聞くけど意味わからない【初心者の疑問】

フィルム

RAW現像とは何か、RAWファイルって何? RAWデータって何? RAWの意味が分からない。

RAW現像を始めたいけど、意味が分からないし、今更聞けない、どうしたら良いの?

こういう疑問にお答えします

本記事のテーマ

【初心者向け】RAW現像、RAWファイル、RAWデータとは何かについて

RAW現像とは何か

  1. RAW現像の意味が分かるようになる
  2. RAWデータ、RAWファイルの意味が分かるようになる
  3. RAW撮影はカメラの設定をするだけ

1.RAW現像の意味が分かるようになる

まずご存知と思いますが、RAWは”ろー”と言います。

law の法律とは違いますね。

現像 – げんぞう とは何でしょうか、現象 – げんしょうと書き間違いそうになりますが、これも違いますね。

そして、写真をプリントする事を”写真現像してね”と言われて、もやもやする事がありますが、これも違いますね。

「現像」は「プリント」の事ではありません。

混同されている方が多いようです。

これを間違えると全く意味が違ってきます。

確かに、写真現像とGoogleで検索すると、「写真現像 安い」とか、「写真現像 スマホ」とか出てきますが、本来の使い方ではないです。

間違った言葉が使われているとそれが定着してしまう事がありますが、これから写真を勉強としようとされる方は、間違わないで欲しいですね。

昔フィルムカメラの時代は、撮影後に写真屋さんにフィルムを持って行きました。

写真屋さんでは、まず撮影済みのフィルムを薬品処理して、像を浮かびあげらせる「現像」という作業をします。

その後に、「プリント」して、紙に焼いた写真プリントが出来上がります。

これがいつの間にか、「現像」 = 「プリント」になってしまったのでしょう。

でもこれらは別の工程ですね。

なので、写真をこれからしていくなら、「現像」 ≠ 「プリント」として覚えておきましょう。

そして、このRAW現像とは、やはりフィルムの現像から来ています。

今はデジタルデータですから、薬品を使わずにコンピュータで、見えないデータから像を生成していく作業を「現像」「RAW現像」と言います。

もし、今後、「写真現像してね」と言われたら、あまり向きにならずに、「それはプリントの事だよね」と教えてあげください。

ちょっと驚かれるけど、この説明をしたら、ちょっと尊敬されるかもしれません。(笑)

2.RAWファイル、RAWデータって何?

そうですね。これがわからないと、何をもって「現像」なのかわかりませんね。

RAWファイル、RAWデータは、一言で表現すると「生のデータ」ですね。

抽象的ですが「生のデータ」なので、いろいろと加工ができます。

実はどんなデジタルカメラやスマートフォンでも、最初はこの生のデータがカメラやスマートフォンの内部で作られます。

シャッターを切ったらいきなり画像が出来るわけではありません。

“デジタルカメラ”はデジタルデータで記録するからデジタルカメラなのですね。

デジタルという言葉が並びすぎましたが。

フィルムカメラはフィルムで記録するからそう呼ばれますね。

それと同じです。

デジタルカメラは、レンズから通った光が、フィルムにあたるセンサーに入り、それを電圧に変えています。

途中にRGB(赤、緑、青)のフィルターを通る時にそれぞれの成分に分解されます。

その後、良く画像エンジンとか聞くと思いますが、そのエンジンが電気信号からRGBの合成、補完処理をして、画像を生成します。

難しい話は省略してますが、そのようにして画像-写真が出来上がります。

RAWファイルは画像処理エンジンが、処理をする前のデータを取り出したものになります。

なので、その部分をコンピュータに取り込み、専用のソフトを使って、画像を生成していくので、”現像”という訳ですね。

3. RAW撮影はカメラの設定をするだけ

RAW撮影って、ちょっと難しそう。

RAW撮影は、プロとかマニアのする事でしょう。

このように思われている方も多いのではないでしょうか。

でも、今世の中を見ると、”RAW現像に適したPC”とか”RAW現像は楽しい”とか見かけますよね。

本もそれなりに売られています。

一言でいうと、RAW撮影は一般的なものです。

スマートフォンのLightroomのアプリで撮影すると、RAW撮影になっていることもあります。

特殊な事ではないですね。

そして、撮影自体はいつもと変わりません。

する事は設定だけで、とても簡単です。

記録画質を”RAW”にするだけです。

ただ、最初の内は”RAW + JPEG”が良いでしょう。

慣れないと、RAW現像した時にだいぶ違う色になることがあります。

作業環境もそうですし、現像ソフトの使い方がわからない事もあります。

繰り返しますと、RAW撮影は、とても簡単設定するだけ。

設定はまず、”RAW + JPEG” でトライしてみてください。

新しい世界が始まりますよ。

是非楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

はじめまして、Sabatoraと申します。
現役フォトグラファーとして、活動しています。

日本ではカメラマンと言った方が馴染みがありますが、アーテイストとしてはフォトグラファーの方が個人的に合うと思います。

日々研鑽を積み、僅かずつではありますが、感性と技術を磨いています。
取るに足らない情報かもしれませんが、それを必要とされる方もいらっしゃると思い、シェアしていきたいと考えています。

撮影のジャンルは、美術館の美術品が多いです。
撮影した点数は、ざっと7,000点弱かと思います。
国宝も数十点、重要文化財に至っては300点前後か正確な数は把握していません。
建築や風景、その他も撮影します。

Lightroomのカタログ数は、特に多くもありませんが25万を超えました。
HDR処理することが多いので、そこから生成される画像はもっと少なくなります。
HDRに関しては15年以上取り組んでいますので、それなりにノウハウはあ
ります。

少しでもノウハウを吸収して、それをシェアしたいと思いますので、宜しくお願い致します。

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